民進党鳥取県連男女共同参画委員会は4日、米子市内で、小説『風と共に去りぬ』の翻訳者、荒このみ氏を講師に招き、ジェンダー意識が国のあり方、政治のあり方にどのような影響と結果をもたらすかについて、公開講演会を開催した。

 この物語の時代背景や文化、登場人物のルーツ、著者であるマーガレット・ミッチェルの育ちなどを解説していただき、アメリカへの理解が実は表面体なものであり、移民の国として、特に男女の意識においてイギリスから持ち込まれた「男とは」「女とは」の役割分担が底辺に現存していることを知る機会となった。日本における男女共同参画推進のための意識変革の遅れとも共通し、女性たち自らが社会の変革に力強く立ち向かって行かねばならないことを学ぶことができた。