民進党は17日、法務・内閣(男女共同参画・子ども)合同部門会議を開き、政府が今国会での提出を目指している「刑法(性犯罪規定)改正案」に関連して、「刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト」の山本潤さん(性暴力と刑法を考える当事者の会)、鎌田華乃子さん(ちゃぶ台返し女子アクション)から話を聞いた。
職場や家庭での性暴力の実態について説明があった後、(1)性暴力の現実からあまりに遠い、強姦罪の「暴行脅迫」要件を削除すること(2)国・地方公共団体が性暴力被害の実態、被害後の状況等、性暴力被害の実態を明らかにすることを目的とした調査を定期的に実施すること(3)今国会で刑法性犯罪改正を実現すること――等の要望が述べられた。
出席議員からは、「苦しみの中、被害者の方々が声を上げ、刑法改正案という形にまでなった」「意思決定の場に女性が少なく、国会、裁判所内でもまだま理解が足りない」等の発言があった。
有田芳生ネクスト法務大臣、相原久美子ネクスト内閣府特命担当大臣らは「性暴力の現実を踏まえた刑法改正案を目指し、今後も関係団体からのヒアリングを行っていきたい」などと語った。