西村まさみ議員は27日の参院本会議で、児童福祉法改正案(内閣提出)について賛成の討論を行った。
西村議員は、「子育てを取り巻く環境は、若者の将来の夢を摘みかねない」として、「政府が直ちに着手できる児童虐待防止の政策に取り組むことで、悲惨な児童虐待の状況を止めるべきだ」と求めた。
改正案については「日本の法律の中で初めて子どもの権利を書き込んだ」と評価し、「その上で、保護者、国、地方団体がそれぞれ子どもを支えて、子どもの福祉が保障される旨規定されている」と賛成する理由を述べた。
一方、積み残しの課題もあるとして(1)要支援児童についての情報提供に努める者に歯科医師が明記されていない(2)特定妊婦について支援の具体策が見えない(3)自立支援ホームは一定の年齢に達すると自動退所となり柔軟性がない(4)里親制度への支援体制が不十分――等について指摘した。